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 宇宙服? いえ最新のマスクです――。群馬大大学院理工学府の藤井雄作教授らが7日、新型コロナウイルスなどに対応した「ウイルスを完璧に遮蔽(しゃへい)できるマスク」を開発したと発表した。同日開いた記者会見で宇宙飛行士のヘルメットのような試作品を披露した。

 開発したのは、藤井教授のほか橋本誠司、山口誉夫(たかお)の両教授と田北啓洋(あきひろ)助教の計4人。

 藤井教授によると、マスクは樹脂製のフルフェースヘルメット型。外部のポンプからフィルターを通した空気を送り込み、排気はフィルターで浄化して排出する。ポンプやバッテリーはバッグに詰めて背負う。いずれはフルフェースマスクとの一体型も目指す。温度調節機能や、ウイルスを不活化する装置なども用意するという。

 「着想を得たのは1カ月前」と藤井教授。「この国難の解決なしには前へ進めない」と考え、6月末に特許を出願した。この日披露した試作品は、宇宙飛行士姿のコスプレ用の市販品をベースに加工した。

 藤井教授は「ワクチンや治療薬のメドが立たない中、このマスクさえあれば外出自粛もロックダウンも必要ない。国民の8割が着用すれば、8割が免疫を獲得したのと同じ効果がある」と力説した。(長田寿夫)