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 財務省が8日発表した5月の国際収支(速報)で、モノやサービスの取引、投資による国内外のお金の出入りを示す経常収支の黒字額が、前年同期比27・9%減の1兆1768億円になった。黒字額の減り幅は4月の84・2%減から小さくなったが、新型コロナウイルスによる世界的な経済停滞の影響が続いている。

 海外の子会社から受け取る配当などを示す「第1次所得収支」の黒字が、前年同期比で10・9%減となったことなどが響いた。貿易収支は5568億円の赤字だったが、前年同期と比べて赤字幅は縮小した。

 訪日外国人の消費から日本人旅行者の海外での消費を引いた「旅行収支」の黒字額は、前年同期比91・7%減の224億円。訪日外国人の急減で、低水準が続いている。旅行収支の急減を受け、外国と日本のサービスに関するお金の出入りを示す「サービス収支」は925億円の赤字だった。(永田大)