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 新型コロナウイルスの影響で、発表機会を失ったアーティストを支援します――。兵庫県豊岡市と鳥取市で9月に開催予定の二つの演劇祭が、対象となる参加団体・個人を募っている。制作資金や滞在場所をサポート。活動再開のきっかけにしてほしいと願う。

 初の本格開催となる「豊岡演劇祭」(9月9~22日)は、最大50万円の制作支援金を提供。中長期の滞在制作も歓迎する。公演中止・延期をした団体や個人を優先し、10団体程度を選ぶ見込みだ。

 フェスティバルディレクターで、劇作家・演出家の平田オリザは「新型コロナの影響で、経済的打撃だけでなく、作品の上演や劇団のステップアップのチャンスが失われた。そういう団体を支援したい」と話す。

 今年で13回目の「鳥の演劇祭」(鳥取市、9月12、13日、19~22日、26、27日)も、若手支援に乗り出す。対象は20~30代を中心メンバーとする2団体。50万円を上限に、制作支援金や宿泊費を負担する。

 主催する「鳥の劇場」の芸術監督、中島諒人(まこと)は「若手の成長支援は劇場の活動の柱。良い団体と出会えれば続けて支援したい」と、鳥取県と関わる意欲を持つことも公募条件とした。

 都道府県をまたぐ移動への全国的な自粛要請は解除されたが、まだ慎重な声も多い。中島は「ガイドライン作りなど対策はとりつつ、『外の人が来て良かった』という感覚を地域の人と共有できれば」と話す。

 募集期間は両演劇祭とも14日まで。詳細は、豊岡演劇祭2020フリンジ(https://toyooka-fringe.jimdofree.com/別ウインドウで開きます)と、鳥の劇場(https://www.birdtheatre.org/birdtheatre/別ウインドウで開きます)へ。(増田愛子)