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 プロ野球の阪神―巨人は8日、雨のため前日に続いて「水入り」になった。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れた今季は元々、6連戦が続く厳しい日程だったが、両球団は今回の中止で9、10月に13連戦を強いられるおそれが出てきた。

 7月にしてようやく迎えた阪神の本拠開幕カード。この日は、巨人が打撃練習をしていた午後4時ごろ激しい雨に見舞われた。バックスクリーンが白くかすんで見えにくくなるほどで、グラウンドも水浸しに。午後6時前、中止が発表された。

 屋外球場の甲子園での「伝統の一戦」は9月7日と10月5日に予備日が設定されている。9月7日に試合が組まれると、阪神も巨人も9月1~13日は13連戦になる予定だ。

 巨人は1日からの4カードを東京ドーム、甲子園、ナゴヤドーム、東京ドームで消化することになり、2カード目以降はカードの初戦が必ず移動した直後のナイターになる。阪神は1日から本拠で7連戦した後、8日から横浜でDeNAと3連戦。11日からは甲子園に戻り広島と3連戦する。

 14日は移動日で一息つけるものの、過密日程は続く。21日が敬老の日、22日は秋分の日で祝日であることを考慮し、セ・リーグは15日から9連戦が組まれている。両球団は23日間で22試合しなければならない。10月5日の予備日も試合が入ると、阪神は9月29日から再び13連戦。巨人は月またぎの10連戦をこなし、10月9日の移動日を挟んでさらに9連戦が待っている。

 過密すぎる日程が予想されるが、巨人の原辰徳監督は「梅雨時に試合が流れるのは昔からあること。これも2020年型のルール。何が起きたって、どういう状況でも、我々はゴールに突き進むだけ」。阪神の矢野燿大監督は「最後のことを考えて今から戦うわけじゃない。だって13連戦になるって考えても、今からできるっていうことはあまりないんでね」と目の前の試合に集中する考えを強調した。(松沢憲司、内田快)