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 活発な活動を続ける梅雨前線の影響で8日、九州のほか東海、甲信なども大雨となった。気象庁は岐阜県と長野県に一時、大雨特別警報を発表。8日午後は広範囲で雨が小康状態となったが、10日にかけて再び大雨となるところがある見込みだ。

 気象庁によると、8日未明から明け方にかけて、鹿児島県鹿屋市で1時間に81・0ミリの猛烈な雨が降ったほか、山口県周防大島町や岐阜県下呂市、高山市、徳島県三好市、大阪府能勢町などで非常に激しい雨に。

 48時間降水量も午後6時までに、長野、岐阜、愛媛、福岡、大分、長崎、佐賀、熊本の計26地点で観測史上最多となった。これまで九州に向かって流れ込んでいた南からの暖かく湿った空気が、東海や近畿にも入り込んだことで、本州も記録的な大雨になった。

 8日午後になって停滞していた梅雨前線が南下したため、雨は小康状態になった。ただ、10日にかけてゆっくり北上するため、西日本から東日本の広い範囲で再び非常に激しい雨が降りそうだという。氾濫(はんらん)が発生している河川や地盤が緩んでいる地域があり、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。

 9日午後6時までの24時間に予想される降水量は多いところで、九州と四国、近畿200ミリ、東海180ミリ、関東甲信100ミリ、北陸と東北60ミリ。10日午後6時までの48時間では多いところで、九州と四国300~400ミリ、近畿と東海200~300ミリ、関東甲信150~250ミリ、北陸100~150ミリ、東北50~100ミリと予想されている。(山岸玲)