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 新型コロナウイルスの影響で開館延期が続いていた鳥取砂丘砂の美術館(鳥取市福部町湯山)が11日にオープンする。3日、新作展示が報道陣や関係者向けに公開された。

 同館は当初4月18日のオープンを予定していたが、政府による緊急事態宣言などを踏まえて開館を延期していた。約3カ月遅れの開館にあたっては、入り口にサーモグラフィーカメラを設置したり、入館者を最大で60人程度に制限したりする感染防止策をとる。

 今年は外交関係が樹立されてから100周年を迎えるチェコとスロバキアを題材に、17人の砂像彫刻家による作品を展示。「世界一美しい街」とも呼ばれるチェコの古都チェスキー・クルムロフや、スロバキア東部の廃城「スピシュ城」など、精密な19作品が並ぶ。華やかな建造物に対し、処刑の様子など暗い事件を表した作品もあり、全作品を通した歴史のコントラストが見どころになっている。館内奥にそびえるプラハ城は、城と旧市街を結ぶ世界遺産のカレル橋とともに、幅22メートル、高さ10メートルと、世界最大のスケールで再現されている。

 総合プロデューサーの茶圓勝彦さんは「社会の空気に疲れている人も多いと思う。作品を見ていろんな発見をして、気分転換してもらえたら」と話した。(宮城奈々)