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 インド北部と中国西部との国境地帯に位置するガルワン渓谷で、6月中旬に発生した中印両軍の衝突。45年ぶりに国境問題をめぐる衝突で死者が出たあと、インド軍がこれまで禁じてきた武器の使用を認めるなど、緊張状態はなお続いている。だが、両国とも決定的な対立は避けたい思いがある。

拡大する写真・図版3日、衝突現場付近を訪問したモディ首相(左から2人目)=インド政府提供

インド「中国がテント設置」

 衝突の現場で何が起きていたのか。インドの軍関係者やメディアによると、以下のような状況だった。

 インドの実効支配線の内側数百メートルの地点に中国軍がテントを設営。両軍の協議で撤去が決まったが中国側が実行せず、6月15日午後7時ごろインド軍の兵士約35人がテントに向かった。

 ふだんのパトロールで両軍の部隊は顔見知りになるが、この日の中国側の兵士たちは、国境地帯に配備されていない見知らぬ若い兵士たちだったことにインド側は驚いたという。

 インド軍将校が撤去を求めるうち口論となり、中国側が攻撃してきた。約300人による投石や素手の乱闘となり、インド側は中国側のテントを燃やした。将校は投石によって死亡。援軍に来たインド兵も加わって衝突は激化した。中国側はこん棒などの武器を用い、ドローンやUAV(無人航空機)も使っていた。

 中国軍は川の上流に位置し、川…

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