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 「ウクライナ疑惑」をめぐるトランプ米大統領への弾劾(だんがい)手続きで、トランプ氏に不利な証言をした国家安全保障会議(NSC)の元ウクライナ政策担当スタッフ、アレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐は8日、軍を退役することを明らかにした。ツイッターに「私が愛する陸軍からの退役を正式に申し入れた」と投稿した。

 米メディアによると、ビンドマン氏の弁護士は声明で、トランプ氏が「いじめや脅し、報復を通じて、法に従うか、大統領を喜ばせるかを選ばせようとした」と指摘した。21年以上勤めた組織での未来が「永久に限られたものになる」と判断したことが退役の理由という。

 ビンドマン氏は昨年、米下院の公聴会で「外国政府に、米国人や政治的ライバルの調査を要求するのは不適切だ」と述べ、トランプ氏を批判。今年2月の無罪評決後、NSCのウクライナ政策担当を更迭された。トランプ氏はその際、「(ビンドマン氏を)いいとは思わない」と述べていた。(ワシントン=渡辺丘)