清水大輔
インドと中国との間で6月半ば、国境問題をめぐる武力衝突が起きました。核兵器を保有する大国同士ですが、現場で使われたのは兵器ではなく、拳や石、こん棒だと伝えられ、世界の関心を集めました。両者はどんな関係で、衝突の背景に何があるのでしょう。インドを中心としたアジア政治に詳しい吉田修・広島大教授に聞きました。
――中印の兵士同士が、殴り合ったり投石し合ったりしたと報道されています。銃器や兵器は用いられなかったのでしょうか?
「現在のところ、現場での発砲はなかったと言われています。というのも、両国間には、国境問題に関連して『武器は使わない』という約束があるのです」
――どんな内容ですか?
「1993年に両者の間で国境…
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朝日新聞国際報道部