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コロナQ&A(マスクの効果と限界編) 回答:大西一成・聖路加国際大准教授

 Q マスクをつける機会が増えましたが、これまであまり意識していなかった着け方や外し方が気になるようになりました。どんなコツがありますか。

 A 顔を覆っているだけではマスクの機能は果たせません。ドラッグストアなどで手に入る不織布やガーゼのマスクでは鼻やほおなどに隙間が空いてしまうため、ウイルスを完全に防ぐことは難しいといえます。

 空気中から隙間に粒子がどれくらい入り込むのか、私たちが「漏れ率」を調査した結果では、平均は86%でした。しかし、着け方次第で、漏れ率を下げられることも分かっています。

 マスクを着ける前には、まず手を洗います。そのうえで、人さし指などを軸にノーズフィッターにカーブをつけておきます。ここであまり鋭角にすると逆に隙間が生じてしまうので、気をつけてください。さらに鼻の形に沿うよう「Wの形」にします。プリーツも必ず広げてください。そして、ノーズフィッターを鼻にあてながら口を覆い、ゴムひもを耳にかけます。

 外すときは左右のゴムひもに指をかけて外してください。一時的に外すときも、口に当たる部分にはウイルスの飛沫(ひまつ)が付着しないように、マスクの外側を上向きにして、きれいに拭いた机などの上に置くことが基本となります。捨てる際も、ポリ袋に入れて口を縛るなどしてください。

 品不足でこれまでは難しかったと思いますが、今のうちにさまざまな種類を使ってみて、顔にフィットするものを知っておくことも大切です。

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 おおにし・かずなり 1978年生まれ。専門は公衆衛生学、環境疫学など。黄砂や大気汚染物質の人体への影響などを研究。著書に「マスクの品格」。