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コロナQ&A(マスクの効果と限界編) 回答:横井昭・全国マスク工業会会長

 Q 一時はマスクが品不足になりましたが、ようやく市中にも出回るようになりました。どんな種類があり、どれぐらい生産されているのでしょうか。

 A 家庭用マスクの形には「平面マスク」「プリーツ型マスク」「立体型マスク」の3種類があります。

 「平面」はガーゼでつくったマスクに代表され、昔からあるタイプです。せきやくしゃみによるつばなどの飛散防止や、保温・保湿効果が期待できます。

 「プリーツ型」は、階段状に折られているマスクで、広げて顔面にフィットさせることができ、口の動きにも対応します。織っていない布「不織布」がよく使われており、真ん中にウイルスや細菌を捕集する機能のあるフィルターを入れた3層構造が基本です。

 「立体型」は人間の顔の形にデザインがされているため、隙間が生じにくくフィットします。マスクと口元の間にも空間があるので、息苦しさやしゃべりにくさが感じにくい構造になっています。こちらも不織布やウレタンが使われ、フィルターがあるものとないものがあります。

 国内企業が国内外で生産するマスクは月間8億~9億枚程度。新型コロナが流行する前は8割近くが海外生産でしたが、現在は国内生産が半数近くになっていると見られます。ガーゼなどの布と不織布マスクの併用で、第2波が来ても以前のような不足は避けられるのではと期待しています。もう少したてば、誰もが不織布マスクを買い置きできる状況になるでしょう。

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 よこい・あきら 2016年から日本衛生材料工業連合会副会長を務める。龍谷大卒業。1980年に横井定株式会社に入社し、2006年から社長。