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 見つかったばかりのネオワイズ彗星(すいせい)が予想以上の明るさになり、夜明けの北東の空に見えている。日本では梅雨のため観察例が少ないが、国際宇宙ステーションや米ハワイからは肉眼でも見える1等級ほどの姿が観察された。

 国立天文台によると、ネオワイズ彗星は3月、米航空宇宙局(NASA)の赤外線天文衛星「NEOWISE(ネオワイズ)」が発見した。予想を超えて明るくなり、太陽に近づいたここ数日は1等級ほどの明るさになった。双眼鏡があると観察しやすい。現在は太陽から離れながら移動しており、今月中旬からは夕方の北西の空で見えるようになるという。

 ハワイでネオワイズ彗星を撮影した国立天文台の観測支援天文学者・田中壱(いち)さんは「透明な薄いベールのような尾と、きらりとした核が確認できた。その透明感が神秘的で素晴らしい。ぜひ双眼鏡を準備して楽しんでほしい」と話している。

 一方、昨年末に発見され、肉眼でも見えるのではと期待されたアトラス彗星は、4月中旬に崩壊が確認された。(小川詩織)