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 豪雨の影響で土砂崩れや河川の氾濫(はんらん)が相次いだ熊本県で、奈良県警広域緊急援助隊は6日から行方不明者の捜索活動にあたり、9日未明に帰県した。同隊は熊本県公安委員会の要請を受け、災害発生直後に派遣される即応部隊として、生存率が高いとされる72時間以内に現地に入った。

 県警警備2課によると、同隊は機動隊員13人で構成。5日夜、レスキュー車や資材運搬車両など車両6台に分乗して県内を出発し、6日昼ごろ陸路で熊本県内へ入った。同日午後7時から熊本県津奈木町で行方不明者2人の捜索にあたった。大雨で活動を一時休止したことや、地面がぬかるんで重機が使えないこともあったという。

 活動期間中、行方不明者の発見には至らなかった。中川達哉小隊長(53)は「何とか発見したかったが、非常に残念。今後もいつ、どこで、どんな現場に遭遇するか分からない。訓練を継続してどのような場面でも対処できるようにしておきたい」とコメントした。(竹中美貴)