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 コロナ禍で、再放送への認識が変わりつつある。求められるあり方や課題は? 数々のヒットドラマを生んだテレビ東京の金曜深夜枠「ドラマ24」の阿部真士プロデューサー(43)に聞いた。

拡大する写真・図版「みんな!エスパーだよ!」も阿部さんがプロデューサーを務め、ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。監督・脚本は「愛のむきだし」などで知られる園子温。主演の染谷将太(中央)が演じるのは、童貞の高校生。エロと超能力がテーマのナンセンスな青春ドラマとして、地上波の限界に挑んだ。Paravi(パラビ)で配信(C)若杉公徳/講談社(C)「みんな!エスパーだよ!」製作委員会

拡大する写真・図版阿部さんがプロデューサーを務めたコメディードラマ「モテキ」は、主演の森山未来(上)のはまりっぷりと斬新な演出で人気作となった。原作は久保ミツロウの同名漫画。主人公はさえない独身の派遣社員だが、突然女性にモテ始め、困惑する。ドラマは、空回りしてばかりの卑屈な男の胸の内を主人公が自ら逐一ナレーションする形で進む。自虐的でみみっちくもリアルな恋愛模様が笑いと共感を呼び、2011年に映画化された。ギャラクシー賞選奨受賞。Paraviで配信(C)「モテキ」久保ミツロウ/講談社(C)「モテキ」製作委員会

 ――金曜の深夜ドラマ「浦安鉄筋家族」が放送休止になり、代わりに「勇者ヨシヒコと魔王の城」が再放送されています(10日放送終了、大阪は13日放送終了)。

拡大する写真・図版「勇者ヨシヒコと魔王の城」(C)「勇者ヨシヒコと魔王の城」製作委員会

 視聴者にアンケートをしたところ、とても熱い声をいただき、再放送になりました。「この時期に何も考えずに笑って見られる」と好評です。

コロナで変わるか 再放送の位置づけ

 ――このごろは再放送が増え、高い視聴率を出すことも珍しくありません。コロナ禍の前と後で、その位置づけは変わりましたか。

 役者やタレントを抱えるプロダクションにとって、再放送には新しい仕事が奪われるという懸念がある。だからゴールデン帯は特に難しかった。でもいまは、なかなか新作が作れない状況のため演者側に折れてもらっている部分もあります。

 最近はリモートドラマもありますが、そこまで注目を集めてはいないようにみえます。再放送がこれだけ視聴率を取れていることを考えると、従来のきちんとした作りの物語が懐かしさも含めて求められているのでは。

 内容についても、このご時世を取り入れたものだけではなく、全くコロナとは関係のない所でのばかばかしさも大切。勇者ヨシヒコの笑える「くだらなさ」も、この時期だからこそと思います。

■問われる視聴…

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