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 兵庫県警は、暴力団組員が18歳未満の子どもに金品を与えることを禁じる条例改正案を9月の県議会に提出する方針を決めた。特定抗争指定暴力団山口組(神戸市)が10月末のハロウィーンに、子どもたちにお菓子を配るのが恒例となっており、これを規制する狙い。

 県警によると、山口組は2013年以降、神戸市灘区の総本部などでハロウィーンの催しを開き、近所の子どもたちにお菓子を配っている。昨年秋は暴力団抗争の激化で、組事務所に使用制限がかかり開かれなかったが、子どもや親子連れが催しに参加しないよう呼びかけてきた。

 県警は、こうした催しは暴力団による住民への懐柔策とみて、条例改正で規制する方針を決めた。改正案では、子どもたちを事務所に立ち入らせることや、組の支配下に置くために連絡を取ることも禁止する。

 違反した組員には県公安委員会が中止命令を出し、それでも繰り返した場合は6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金を科すことができるようになる。18歳未満への金品供与に罰則を設けるのは全国初という。