コロナ元患者2千人の後遺症調査 厚労省、8月から実施
土肥修一
厚生労働省は10日、新型コロナウイルスから回復した患者計2千人を対象に、後遺症の実態を調べる研究を8月から始めると発表した。予防や治療につなげるねらいで、酸素投与が必要だった中等症から重症の患者1千人と、軽症から中等症だった患者1千人を対象とした2種類を予定している。
中等症から重症の患者については、退院から3カ月後、半年後の自覚症状や肺の機能などを調べる。軽症から中等症の患者については、退院後にどんな症状が続いたかなどをアンケートし、血液検査などもする。専門家による研究班で来年3月まで実施する。今後、研究に参加する医療機関を決める。
新型コロナに感染して治療を受けた患者のうち、一部で退院後も自宅で酸素投与が必要になったり、疲れやすい状態が続いたりする例があるとされている。(土肥修一)
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