[PR]

 新型コロナウイルスの感染予防のために、手洗いやアルコール消毒が推奨されている。だが、過度に繰り返し、日常生活に支障が出ていないだろうか。状態によっては、精神的な障害の一つである「強迫性障害」になっている可能性がある。専門家は「必要に応じて治療によるサポートも受けられる」と呼びかける。

ストレス解消難しく、リスク上昇

 「新型コロナウイルスが怖いです。外出は自粛していますが、インターネットの情報を読むと不安になります。見なければいいのですが、することもないのでついネットを見てしまいます。どうしたらいいのでしょうか?」

 これは新型コロナの感染が拡大していた3月、40代の女性から横浜労災病院の勤労者メンタルヘルスセンター長を務める医師の山本晴義さん(72)に届いた相談のメールだ。山本医師は20年前から無料で心の健康についてのメール相談を受けており、これまでは1カ月に届くメールは平均で月600件前後だった。だがコロナ禍で相談が急増し、5月は延べ1202件寄せられたという。

 「見えないウイルスとの戦いには、先が見えない不安がある。人との接触も避ける必要があり、ストレス解消が難しい」。こうした状況から、リスクが高まっていると山本医師が危ぶむのが、強迫性障害だ。

 強迫性障害は、意識しても避けられない不安などの「強迫観念」と、不安な気持ちを打ち消すために過剰に繰り返す「強迫行為」を特徴とする心の疾患の一つだ。

 代表的な症状は「汚染・洗浄」…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら