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 韓国の前大統領、朴槿恵(パククネ)被告(68)が韓国の財閥から巨額賄賂を受け取った贈収賄事件などで、収賄や横領の罪に問われた朴被告に対する差し戻し審の判決公判が10日、ソウル高裁であった。高裁は「国政に大きな混乱が生じ、政界をはじめ国民全体の対立が激化した」として、朴被告に懲役20年、罰金180億ウォン(約16億円)、追徴金35億ウォンの実刑判決を言い渡した。

 16日までに検察、被告側の双方から大法院(最高裁)への上告がなければ、判決は確定する。

 判決によると、韓国最大派閥サムスングループ側から朴被告側近への資金提供や、韓国の情報機関・国家情報院が大統領府に秘密資金を上納した事件で、朴被告の関与を認定した。

 ただ、高裁は「犯罪により被告が個人的に受けた利益はあまりない」などとして、大法院が差し戻す前の二審判決からは減刑した。(ソウル=鈴木拓也)