新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベントの開催制限が緩和された10日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)や京セラドーム大阪(大阪市)にもプロ野球ファンが戻ってきた。東京や大阪で感染者が再び増加傾向にある中、ファンは「感染対策を万全にして応援したい」と声をそろえた。
約5千人の観客を前に、阪神―DeNA戦が行われた阪神甲子園球場。午後6時の試合開始を前に、縦じまのユニホームや法被をまとった阪神ファンらが小雨の中、最寄りの阪神甲子園駅へ次々と降り立った。
兵庫県姫路市の男性会社員(27)は「球場は屋外で、十分な対策をとっている。少し心配だけど、今日は楽しみたい。ジェット風船が飛ばない試合光景は新鮮かも」と語った。
同市の女性会社員(45)は「消毒液を持参した。離れて座るうちはまだ安心だが、席の間を詰めて座ることになると少し怖いかも」。声を出さずに静かにガッツポーズしたいという。
オリックス―日本ハム戦が行われた京セラドーム大阪では、ドーム前に検温所が設けられた。大阪府堺市から来たパートの女性(52)は「球場内ではなるべく動かず、マスクを外さずに観戦します。観客を入れた試合がずっと続けられるよう、私たちも努力します」。
コンサートなどのイベントは…

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