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 埼玉県教育委員会は10日、出題範囲の縮小を決めていた来春の公立高校入試について、除外する内容を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校が長期にわたったことに伴う対応。県内各市町村教委に通知する。

 県教委によると、出題範囲から外すのは、中3の教科書で学ぶ漢字の読み書き(国語)▽円周角と中心角(数学)など。5教科すべてで、一部の内容を除外する。おおむね中学3年の後半に学習する内容で、中学3年で学ぶ内容の3割ほどにあたるという。

 数学と英語の2教科は、上位校での入試で得点差をつけやすくするため、応用的な内容を含む「学校選択問題」が出題される学校もあるが、出題範囲は同様の対応をとる。入試の出題範囲でなくなっても、卒業までに学習するという。

 高校入試をめぐり、文部科学省は5月、出題範囲や内容などについて適切な工夫を講じるよう全国の教委などに通知。県教委は6月末に各地域の学習状況などを踏まえ、有利不利が出ないようにしながら出題範囲を縮小すると決めていた。

 入試日程に変更はなく、来年2月26日に学力検査、3月1日に実技検査などが行われる。(山田暢史)

来春の埼玉県公立高校入試の出題範囲から削除する内容

【国語】

・中3における言葉の特徴やきまりに関する事項にのうち、慣用句・四字熟語などに関する知識

・中3の教科書で学習する漢字の読み書き

【社会】

・公民的分野のうち、「私たちと経済」「私たちと国際社会の諸課題」

【数学】

・相似な図形のうち、日常生活で相似な図形の性質を利用する場面

・円周角と中心角

・三平方の定理

・標本調査

【理科】

・第1分野「科学技術と人間」

・第2分野「地球と宇宙」「自然と人間」

【英語】

・関係代名詞のうち、主格のthat、which、whoと、目的格のthat、whichの制限的用法(接触節も出題しない)・主語+動詞+whatなどで始まる節(間接疑問文)

・ただし、教科書で扱う語彙(ごい)は全て出題範囲

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