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 参院議員の河井案里被告(46)=自民党を離党=が初当選した昨年7月の参院選をめぐる買収事件で、公職選挙法違反(買収など)の罪で起訴された夫で前法相の衆院議員、克行被告(57)=同=が、広島県選出の元国会議員の元公設秘書の男性に計300万円を渡していた疑いがあることが、東京地検特捜部の調べでわかった。100人に総額約2900万円配ったとされる起訴内容のうち、この元秘書が最高額となる。

 起訴内容によると、克行議員は昨年3月下旬~8月1日、地元議員ら100人に計2901万7450円を供与したとされる。案里議員はこのうち5人に計170万円を渡したとされる。逮捕時の買収額は94人への2576万7450円だったが、特捜部は起訴段階で別の6人への計325万円を積み増していた。

 この6人のうちの1人が元国会議員の元秘書で、起訴内容によると、克行議員は昨年5月31日、広島市内の自らの事務所で100万円を提供。さらに、参院選公示日前日の7月3日にも、広島市内のホテルで200万円を渡していたという。

 河井夫妻は起訴内容を否認。夫妻はそれぞれ東京地裁に保釈を請求している。