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 川崎市は10日、中原区の上下水道局南部サービスセンター(SC)に勤務していた男性主任(55)が、担当業務の決裁権を持つ上司3人の印鑑に似た印鑑を購入し、使用していたと発表した。主任は「仕事が遅れ気味で上司に怒られたくなかった」と話しているという。市は有印公文書偽造などに当たるか、警察と相談している。

 市によると、主任は3月まで同SCに勤務。2~3月に所長ら上司3人が書類に押すものと似た印鑑を買って、昨年10月ごろ以降に受理した水道料金減免の申請書などに使った。上司の引き出しを勝手にあけて印鑑を使うこともあったという。申請書は通常1カ月程度で処理されるが、大幅に遅れていた。

 主任は4月から高津区の中部SCに勤務。主任による両SCでの事務処理の遅れにより、56件で約21万円分の還付や、17件で約6万円分の追加徴収が必要になっているという。