拡大する写真・図版エクスペリメンタル・ソウルバンドWONK。左から井上幹、江崎文武、荒田洸、長塚健斗=東京都渋谷区、伊藤菜々子撮影

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 インターネットで検索履歴から自分が好きな情報ばかりが表示され、SNSでは自分と似た考えの意見ばかりが飛び込むことで、偏った物の見方が形成、強化されてしまう、いわゆる「フィルター・バブル」や「エコー・チェンバー」と呼ばれる現象。4人組バンド・WONKが作り上げたのは、そうした情報の偏りに警鐘を鳴らす全英語詞のコンセプトアルバムだ。

 2013年に東京芸大や慶応大の学生らで結成された。「エクスペリメンタル・ソウル」を掲げ、現代アートにも通じる実験的な要素も取り込んだ独自の音作りを模索する。安易なカテゴライズを拒否するかのように、ソウルやジャズ、ロックなどを境界なく捉え、壁のない音楽の世界を自由に闊歩(かっぽ)する。パリやベルリンでも公演を成功させ、昨夏、英国のレーベルとも契約した。

拡大する写真・図版エクスペリメンタル・ソウルバンドWONKのドラムス・荒田洸=東京都渋谷区、伊藤菜々子撮影

 6月17日に配信開始したアルバム「EYES」について、リーダーでドラムの荒田洸は「巨大なプロモーションの力で形成されるいまの日本の音楽業界へのアンチテーゼとして、純粋に音楽の中でもっと色んなことを表現できて、様々な角度から問題提起できることを示すアルバムを作りたかった」と話す。

 フィルター・バブルは、SNS…

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