沖縄の米軍基地で大規模な新型コロナウイルスの感染が判明した。沖縄本島は基地が点在し、軍関係者は基地外にも住んでおり、日常的に県民と接点がある。だが、米軍は感染者の所属や行動履歴など詳しい情報を明かさず、住民の不安に拍車をかけている。
「第2波がやってきたというくらいの緊張感だ」。11日夕、県庁での対策会議を終えて急きょ記者会見をした玉城デニー知事は危機感をあらわにした。
海兵隊内での感染者は10日までの4日間に相次ぎ確認されていたが、人数が跳ね上がった。玉城氏は「報告内容に衝撃を受けるとともに、県民一丸となって感染防止に取り組むなか、米軍関係者の感染が短期間で多数発生したことは極めて遺憾」「米軍の感染対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と強い口調で述べた。
拡大する在沖米海兵隊内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県の玉城デニー知事が緊急の記者会見を開いた=2020年7月11日午後5時3分、那覇市、藤原慎一撮影
地元関係者によると、7月4日の米国の独立記念日前後には基地内で数千人規模、基地外でも数百人規模のパーティーがあり、軍関係者や日本人が参加していた。
基地が集中する沖縄本島中部、…
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朝日新聞社会部