トランプ米大統領は11日、首都ワシントン近郊の米軍医療施設を訪問し、公の場で初めてマスクを着用した。米国では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、政府がマスク着用を呼びかけてきたが、トランプ氏は「自分が着用するとは思わない」などとかたくなに拒んできた。しかし、新型コロナの感染拡大が深刻化する中、態度の変更を余儀なくされた。
トランプ氏は医療施設で、紺色の生地に金色の大統領の紋章がつけられたマスクを着用。負傷した兵士や、新型コロナの治療にあたる医療従事者らを訪問した。訪問に先立ってはホワイトハウスで記者団に「私はマスクを着けるだろう」と予告。「手術を終えたばかりの兵士らと話すような特殊な環境で、マスクを着けるのは素晴らしいことだ。私はマスクに反対したことはない」と語った。
米疾病対策センター(CDC)は4月上旬から、「外出する際はマスクで顔を覆うことを推奨する」としてきた。しかし、トランプ氏はマスク着用に懐疑的で、これまで公の場では着けてこなかった。5月にミシガン州の自動車工場を訪れた際は、視察で一時的に着けたものの、記者団の前では外していた。
トランプ氏の支持者の間でも、…
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朝日新聞国際報道部