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 長野県南部で11日夜、激しい雨が降り、複数の土砂崩れが発生した。土砂に巻き込まれて1人がけがをしたほか、孤立している集落もある。

 豊丘村神稲では同日午後9時半ごろ、山の斜面が崩れ、土砂が村道とその下を流れる牛草川に流出した。県警飯田署や村などによると、様子を見に出ていた近くに住む自営業竹内敬二さん(58)が巻き込まれ、12日午前0時50分ごろ、川の中で動けなくなっているところを家族が発見、119番通報した。右足骨折の重傷という。

 喬木村加々須地区でも11日午後11時10分ごろ、土砂崩れが発生したと村に連絡があった。県飯田建設事務所や村によると、山の斜面が高さ60メートル、幅80メートル崩れ、同村大島地区へとつながる県道をふさいだ。同地区の36世帯64人が孤立状態という。巻き込まれた人はいなかった。県が迂回(うかい)路をつくる作業を始めているが、数日かかる見込みという。

 長野地方気象台によると、県南部では3日から断続的に雨が降り続き、土砂崩れが発生しやすい状況が続いている。11日夜にも激しい雨が降り、県南部には土砂災害警戒情報が出されていた。13日にも雨が降る見込みで、注意を呼びかけている。(田中奏子)