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 中国当局が320人を超える人権派弁護士らを摘発した事件から、9日で5年がたった。取り調べに抵抗し、4年半にわたる服役を終えた弁護士は「人権擁護の取り組みに対する圧力は、深刻になっている」と語る。政権への異論を許さぬ習近平(シーチンピン)指導部の姿勢は、香港問題ともつながっている。

拡大する写真・図版王全璋氏=本人提供

 「人権派弁護士への政治的な掃討作戦だ」

 今年4月に出所した王全璋氏(44)は、始まった日付けから「709事件」と呼ばれる一連の大量検挙をこう評価する。

709事件
2015年7月9日以降、中国の人権派弁護士や民主活動家らが国家政権転覆容疑などで相次いで拘束されたり、取り調べを受けたりした。香港の支援団体によると、国外への渡航禁止などを含め、翌年までに摘発の対象になったのは320人以上に上った。15人が起訴され、有罪判決を受けた。

 王氏は共産党政権が「邪教」として弾圧する気功集団、法輪功メンバーの弁護で知られる弁護士だった。2014年に黒竜江省の拘置施設前であった抗議に加わったことが政権転覆罪にあたるなどとして、懲役4年6カ月の判決を受けた。

 15年8月に連行された王氏は、「居住監視」の処分を受けた。逮捕ではないが政府施設や自宅などで事実上の拘束を受け、不適切な取り調べの温床になっているとも言われる措置だ。

 王氏によると、この間、朝6時…

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