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  米国との対立を激化させながら、中国は香港で「香港国家安全維持法」を施行するなど、国際社会から厳しい目が注がれている。そして、香港と並んで中国が手を伸ばすのではないかと憂慮されているのが台湾だ。新型コロナウイルス禍で国際社会が流動化する中で、中台関係は米国や日本などを巻き込んでどうなっていくのか。イアン・イーストン元米海軍分析センター分析官に聞いた。(聞き手 編集委員・峯村健司)

略歴
 Ian Easton 米海軍分析センター分析官として中国軍を研究。台湾師範大学に留学経験がある。著書に「中国侵攻の脅威 台湾防衛とアジアにおける米国の戦略」など。

――新型コロナウイルスにより、米中の対立が先鋭化しています。米海軍でも感染者が出て空母が一時展開できなくなるなか、中国は台湾周辺での軍事活動を活発にしています。台湾をめぐる情勢も緊張が増しているのではないでしょうか。

 「新型コロナによって、将来の情勢を予測することはさらに難しくなっている。私は、数年以内に台湾をめぐって何らかの危機が起こるとみている」

 「中国政府は内部で何らかの危機が起きたり、トップの権力基盤がもろくなったりすると、対外的に攻撃的になる傾向がある。その場合のターゲットが、台湾になる可能性は非常に高い。中国共産党にとって『祖国統一』こそが悲願であり、長期的な目標だからだ」

 ――中国はこれまで平和統一を呼びかけていましたが、軍事力を使う選択肢が現実味を帯びているのでしょうか。

 「中国は台湾統一のために長期…

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