聞き手・尾崎希海
宝塚歌劇団の元月組トップ娘役、蒼乃夕妃(あおのゆき)さんは力強いダンスで名をはせました。2012年の退団後はニューヨークへ。さらにダンスを学び、今も舞台に立ち続けます。「生涯舞台人でいたい」との思いは、新型コロナウイルスの影響で出演予定の公演が中止になったいま、より強くなったそうです。
拡大する宝塚歌劇団の元月組トップ娘役、蒼乃夕妃さん=東宝芸能提供
宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は、元宙組男役の珠洲春希さんから、蒼乃さんへ。
――在団中は、「かっこいい」ダンスが目を引きました。
もともと宝塚のファンなんです。お客さん目線で見たときに、これまでにないタイプの娘役がいてもいいと思っていました。相手役の霧矢大夢さんも、それをよしとしてくださった。それが私らしさであり、私が生き生きとしていたほうが絶対にいいと言ってくださる方でした。支えられましたね。
拡大する2004年に入団した90期生。下級生時代から、ダイナミックな踊りで注目を集めてきた=東宝芸能提供
――お互いが自分らしさを出せるコンビだった?
霧矢さんはプロフェッショナル。なれ合いにならず、舞台上では自分のことをしっかりやっていこうという姿勢に共感していました。
「ひとりで立てる娘役がいい」と言ってくださったんです。3時間の公演中、ずっと2人で舞台に出ているわけではない。2人の時は2人の空気を大切にして、ひとりのときはそれぞれその仕事を全うする。そんなところにお互い信頼を置いていました。
――昨年8月、霧矢さんのディナーショーで7年ぶりに共演しました。
久しぶりにお稽古場で向き合い…
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