拡大する写真・図版東京五輪のエンブレムをめぐる騒動

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 コロナ禍がなければ、東京五輪開催を目前にひかえた街は今ごろ、市松模様のエンブレムであふれかえっていただろう。コロナと五輪エンブレムをかけあわせたパロディー作品が批判を浴び、取り下げに至る騒動が5月にあった。物事の本質を射抜くパロディーは、不謹慎さや毒も内に秘める。俳優の大竹しのぶさんから小池百合子・東京都知事まで、著名人や権力者のモノマネで知られるタレントの清水ミチコさんらに、パロディーをめぐる倫理について聞いた。

タレント・清水ミチコさん

 モノマネをするのは私が好きな人や憧れる人です。「こんな風になりたい」と思って顔や声を再現するんですが、人前ではちょっと皮肉るくらいが、やっぱり面白い。ちゃかしたり、発言を盛ってみたり。

 権力がある人は余計に面白い。たとえば東京都知事の小池百合子さん。声がきれいなんですが、言葉の密を避けるみたいに音節を区切る癖があり、英単語を頻繁に使います。それを少し大げさにマネしています。

 もはや神聖な存在と化している歌手・俳優の美輪明宏さんや、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんも対象としてはおいしい。でもあまりやり込めると、思想が入るというか面白くない。ただ冷やかすんです。真面目に反権力をかざすのは私が好きなところじゃないですね。

拡大する写真・図版清水ミチコさん=東京都世田谷区、長島一浩撮影

 愛やリスペクトはあるんですが、私は口が悪いし、意地悪なんですね。からかいたいという本能は血筋のようで、曽祖父は「あの家の人が死んだ」とウソを言ってお坊さんを困らせていたそうです。

 マネされる人にとっては迷惑な話ですよね。ご本人からは、まあいいことはそんなに言われない。クレームを受けたこともあります。お客さんが笑っているから、私は幸せなんですけど。

「若い人はちょっとした皮肉や風刺にも冷める」と清水さん。エンブレムをめぐる騒動について、清水さんや日本外国特派員協会会報誌の編集長(当時)、法学者が語ります。

 大竹しのぶさんには笑いながら…

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