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 12日、京都工学院ベンチに記録員として座ったのは、井村有希さん(3年)。マネジャーではなく、プレーヤーだ。普段の部活ではユニホームを着て、投げて、打っている。

 中学校では女子ソフトボール部員。主将も務めた。中3の9月、秋季大会で京都工学院が久御山に大逆転したのを見て、「この野球部を支えたい」と思った。

 最初はマネジャー志望。募集していなかった。「ユニホーム着て練習に参加するのはどうや」。池川真一監督(47)の一言に迷ったが、「このチームに関われるなら」と決心した。

 プロ野球を見てスコアの付け方を習得。キャッチボール相手や、ノック役も務めた。打力がつき、最近は「井村頼む」と自主練習に引っ張りだこだった。

 「支えられる方が多かった。いつも一生懸命で楽しいみんなが大好きです」。強豪相手に0―4と粘った仲間の姿は忘れない。(白見はる菜)