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 2007年に全国制覇した佐賀北は、今春に就任したOBの本村監督が公式戦で初勝利。鳥栖商をエース荒谷が完封し、5―0で下した。「サインを出すにも緊張した」。12年夏の甲子園に出場した新監督の采配は、主軸が計5犠打と小技重視の「北高野球」そのものだ。3番の江藤も「それが普通です」と戦い方が浸透している。全国優勝時エースだった久保前監督が鹿島に異動し、あとを受けた26歳。その優勝を決める満塁弾を放った唐津工の副島監督が教育実習で母校に帰った際には打撃を教わった。「がばい旋風」の系譜が受け継がれている。=みどりの森県営

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 佐賀1回戦で唐津工は五回、ただ1人の3年生磯崎が2点二塁打を放った。大会前、副島監督に打撃フォームの動画を送って見てもらうと、返信は「本塁打を狙え」。気分が盛り上がり、「全打席でフルスイングと決めていた」という。九回は最後の打者に。そしてためらいのないスイングで空振り三振。早稲田佐賀に4―11で敗れたが、「後輩に積極な姿勢を見せられた」と後ろ向きな言葉は口にしなかった。