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 梅雨前線と低気圧の影響で、西日本では13日夜遅くから14日昼前にかけて、東日本では14日未明から夜にかけて、非常に激しい雨が降ると予想されている。気象庁によると、少なくとも15日までは大雨への警戒が必要という。

 同庁によると、13日夜に日本海で新たな低気圧が発生し、15日には東日本に接近する見込み。前線も15日朝にかけて日本付近を通過するとみられる。この低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が入り込み、大雨になる見込みという。

 14日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで、東海250ミリ、九州北部と四国200ミリ、北陸180ミリ、九州南部と中国、近畿、関東甲信150ミリ。15日午後6時までの48時間では多いところで、東海250~350ミリ、九州北部と四国200~250ミリ、北陸180~200ミリ、九州南部と中国、近畿、関東甲信150~200ミリと予想される。

 気象庁の岸本賢司予報官は「これまでの大雨が尋常な量ではない」と指摘。少ない降水量でも土砂災害などの危険度がすぐに高まる恐れがあるとして、引き続き警戒するよう呼びかけている。

 九州各県によると、13日午後3時現在、九州では死者計68人、行方不明者計12人が確認されている。

 九州以外では、長野県飯田市で12日午後、土砂崩れに巻き込まれた牧内正継さん(73)が死亡。静岡県川根本町では6日午後、停電の復旧作業中の男性に倒木が直撃して死亡。愛媛県では9日までに、水路に転落するなどして男女計2人が死亡した。富山県立山町では4日に70代男性が用水路に落ち、行方がわからなくなっている。

 総務省消防庁によると、13日午後2時までに、住宅被害は東北から九州の計21県で計1万4160棟にのぼる、熊本県が7592棟と約半数を占める。福岡県で4914棟、鹿児島県で434棟、岐阜県で343棟、大分県で337棟など。熊本県では球磨村の住宅被害数がまだ把握できていない。孤立しているのは熊本県で78世帯、長野県で43世帯、高知県で3世帯となっている。(山岸玲)