【動画】江の川が決壊 住宅地に浸水 島根・江津市=堀英治撮影
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 島根県の国土交通省浜田河川国道事務所と松江地方気象台は14日、島根県内を流れる江(ごう)の川下流で氾濫(はんらん)が発生した、と発表した。江津市の川平地区と桜江町田津地区を流れる2カ所のいずれも左岸で氾濫した。市は同日午前10時までに、市内8地区約3200世帯の約6千人を対象に避難指示を出した。氾濫による人的被害は確認されていないという。

 県警江津署によると、江津市桜江町の道路の一部が冠水。同事務所によると、氾濫現場の周辺は2年前の西日本豪雨の際も浸水被害が出た地域だという。

 江津市桜江町田津地区の80代男性の自宅に駆けつけた男性の長男の妻によれば、「氾濫した川の水が目の前の畑まできている」。近くの大貫橋が冠水して渡れなくなっているという。

 同地区の住民の女性(62)によると、14日未明から早朝にかけて激しい雨が降り、江の川からあふれた水は川沿いを走る旧JR三江線付近まで押し寄せ、川近くの家屋の中には床下浸水の被害も出ている。住民の一部は高台に避難しているといい、この女性は「九州で豪雨被害が出たばかり。今後水かさが増えないか不安で、これ以上被害が出なければいいが」と話した。

 川平町南川上の江津川平郵便局は、避難指示を受けて午前10時半ごろに局を閉めた。周囲に氾濫の水は迫っていないが、安全が確保できるうちに局員は帰宅するという。