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 車いす利用者が扉に触れずに、玄関ドアを開閉できる電動システムを住宅設備大手のLIXIL(リクシル、本社・東京)が開発した。1日で取り付けることができ、大規模な改修も不要で低コストを実現したという。同社は「障害の有無にかかわらず、高齢者やベビーカーの利用者にも安心して使ってもらえる」としている。

 リクシルが開発した「DOAC(ドアック)」は、リモコンでドアを解錠・施錠でき、扉の上部に取り付けた装置のモーターが動いて扉を開け閉めする。リモコンがなくても自分で解錠した後に扉を軽く開けば自動で全開し、自ら閉まるアシスト機能もあるという。

 同社が1千人以上の車いす利用者にアンケートをとると、玄関ドアの開閉について「家族やヘルパーの手助けが必要」「玄関が狭いと車いすの向きを変えられず、後ろ向きでドアを閉めないといけない」などの声が寄せられたという。

 ドアックは1日で設置でき、本体価格は20万8千円から(税抜き、設置費など除く)。リクシルの担当者は「車いすの方々にとって『出かけたくなる毎日』のお手伝いができればうれしい」と話す。8月から受注し、9月1日から販売する。設置できない扉もあるため、同社の販売店などで無料診断するサービスも行うという。(斉藤佑介)