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 将官級と呼ばれる高級幹部自衛官の再就職を違法にあっせんしたとして、防衛省が陸上幕僚監部の職員ら数人を、停職などの懲戒処分にする方針を固めたことが関係者への取材でわかった。14日にも公表する。違法行為の疑いがあるとの情報を得た同省が、外部の弁護士を交えて調査していた。

 関係者によると、今春まで陸幕の募集・援護課にいた課長ら数人と、その前任の課長らが、元将官級や現役将官級の複数人の経歴を民間企業に提供していた。自衛隊法の禁じる将官の再就職あっせんにあたるといい、職員らは「制度の理解が甘かった」との趣旨の話をしているという。

 階級制の自衛官には上から将官、佐官、尉官などの序列があり、佐官以下は56歳までに定年を迎える。比較的若く退くため、省として再就職をあっせんすることが認められており、その業務を募集・援護課が担っている。一方、将官は定年が60歳で、省として再就職を支援することは自衛隊法により禁じられている。