オンライン就活で学生は大手志向 中小企業との接点減る

有料記事

三浦惇平
[PR]

 就職活動はすでに終盤だ。今回は新型コロナの影響でオンラインでの説明会や面接が中心だった。学生が企業を知る機会が減り、有名な大手企業を選ぶ傾向が強まったようだ。

 「有名ではないけれど、経営は安定している。地元で働きたい人にとって、選択肢の一つとしていい会社ではないかと思います」

 7月2日、建設資材のレンタル業の「かねなか商店」(名古屋市)の担当者は、カメラ越しに学生たちに呼びかけた。社員同士の交流が活発であることもPRした。

 名古屋商工会議所が企画したオンライン合同説明会だ。中小企業約20社が企業紹介をライブ配信した。商工会議所がカメラなどの機材のほか、進行役のアナウンサーも手配した。担当者は「中小企業は自前でオンラインの準備が難しい。なるべく手間をかけない形にした」と話す。

 正社員約40人のかねなか商…

この記事は有料記事です。残り611文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません