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 東京都新宿区の劇場で起きた新型コロナウイルスの集団感染について、萩生田光一文部科学相は14日の閣議後会見で、感染防止のガイドラインが守られていなかったとの情報があるとして、「あらゆる舞台に関わる皆さんが、ガイドラインをしっかり守って安全な公演をしていただくことを期待している」と語った。

 集団感染が起きた公演を主催したライズコミュニケーションのウェブサイトによれば、新宿シアターモリエールで6月30日~今月5日上演された舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!」の出演者やスタッフ、観客ら計37人の陽性が確認されている。また、保健所がのべ約800人の全観客を濃厚接触者に指定したという。

 ライズコミュニケーションは、「全国公立文化施設協会」(公文協)などが定めた劇場での感染予防ガイドラインに即した措置を取っていたと説明している。これに対し、萩生田氏は会見で、「先ほど(新型コロナウイルス対応を担当する)西村(康稔)担当大臣と話したら、舞台後に演者の皆さんと、皆さんで肩を組んで写真を撮ったり握手したりしたこともあったということなので、ガイドライン通りかと言われると、そこはちょっと逸脱しているんじゃないかと思う」と述べた。

 イベント後に観客による出待ちや面会などがあったという報道も、「承知している」という。「せっかく同業者の皆さんが新しい時代に合わせ、一日も早く再開しようとガイドラインをつくった。あらゆる舞台に関わる関係者の皆さんが、そのガイドラインをしっかり守っていただき、安全な公演をしていただくことを期待している」と話した。(丸山ひかり)