新型コロナウイルスへの対応では、リーダーの姿勢に注目が集まっています。市民に寄り添って支持率を上げる人がいれば、独断が目立ち不興を買う人も。イギリスのジョンソン首相は自らがコロナに感染し、一時は生死の境をさまよったと言われましたが、無事に復帰しました。もっとも、支持を巡っては曲折があるようです。ロンドンを拠点に取材をする欧州総局の下司佳代子記者に聞きました。
Q 一国の首相が新型コロナに感染してしまうというのは、大変な事態でしたね。
A 3月27日に感染が発表されました。医療分野を担当するハンコック保健相も同じ日に感染を公表。さらに、ジョンソン氏の首席特別顧問、「英国民の命を握る男」とBBCに呼ばれていた首席医学顧問、EUとのポスト離脱交渉の首席交渉官ら、政府内の重要人物が次々に発症しました。英王室ではチャールズ皇太子も感染したことが明らかになっていました。
拡大するロンドンで2020年3月9日、礼拝に参加したチャールズ皇太子=AP
官邸がクラスターになったとみられ、3月になっても密集して会議や握手をしていたことが批判されました。
Q 国民の支持はどうですか。
A 7月24日の就任からまだ1年たたないんですが、既に波瀾(はらん)万丈。支持率も乱高下しています。
イギリスのEU(欧州連合)か…
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朝日新聞国際報道部