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(12日、静岡独自大会 磐田東8-5浜松工)

 「ブルペンでは良い投球ができていたが力んでしまった」。浜松工のエースで主将の杉田蒼希(そうき)君(3年)は、試合後、悔やんだ。

 初戦の相手はプロ注目の捕手二俣翔一君(3年)を擁する磐田東。1回戦屈指の好カードで、一回持たずに降板した。

 夢はプロ野球選手だ。祖父、久雄さんは中大卒業後、1970年に東映フライヤーズにドラフト1位で指名されて入団。通算10年で19勝を上げた。久雄さんと野球について話す機会は多くなかったが、身近な環境にプロで活躍した選手がいることに刺激を受け、自分自身もプロへのあこがれを抱いた。

 身体作りのため、1年夏の大会後、杉山正美監督の家で下宿を始めた。以来、急成長。昨夏は優勝候補の常葉大菊川を倒すなど同校ベスト4の原動力となった。今年はエースで主将。重責を担い、「今年こそは」という気持ちは誰より大きかった。

 「自分がなんとかするという気持ちが強すぎて思うような投球ができなかった」

 卒業後は大学進学をめざす。「最終的にはプロを目指したい」。最後は、力強く語った。(和田翔太)