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 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は13日、2020年上半期の業績を発表した。売上高は前年同期比13・1%増の4540億元(約7兆円)で、前年から伸びが半減した。米国は競争力の要となる高性能半導体の華為への輸出規制を強めており、同社の今後の業績に影響が出そうだ。

拡大する写真・図版華為技術(ファーウェイ)のロゴの前を通り過ぎる人=ロイター

 高速通信規格「5G」基地局などの通信事業、クラウドなどの法人事業、スマートフォンなどのコンシューマー事業の主要3事業で、売上高はいずれも前年を上回った。純利益は前年同期比19・6%増の418億元だった。

 今年1~3月期の売上高は前年同期比1・4%増にとどまっており、4~6月期だけで22・7%と大幅な伸びを果たした計算になる。

 ただ、先行きは厳しい。米国が5月に強化した輸出規制で、華為は自社設計の高性能半導体の生産を委託していた台湾積体電路製造(TSMC)からの調達が制限された。香港の調査会社カウンターポイント・リサーチによると、TSMCが製造した半導体は華為のスマートフォンや5G基地局、データセンターなど主要製品に使われており、競争力が損なわれる可能性がある。(北京=福田直之)