全治7カ月の手術から、復帰に向けて歩み出した中村憲剛
堤之剛
川崎の顔が、復帰に向けて歩み出している。昨季、左ひざを大けがしたサッカーJ1川崎のMF中村憲剛が、7月上旬からチームの全体練習に部分的に合流している。今秋、不惑を迎える司令塔は「サッカーへの思いは、改めて高まった」ときっぱり。14日は各メディアのオンライン取材に応じ、サッカーやピッチへの思いを語った。
その表情は明るかった。「これだけ(サッカーを)取り上げられた時間は正直なかった。いろんな思いや感謝の気持ちを復帰したときにだせればいいかなと思う」。7月に入って、チームメートとのボール回しに加わるなど、中村は試合に向けて徐々にコンディションを上げている。
昨年11月のJ1広島戦で負傷。左ひざを手術し、全治約7カ月の見込みと診断された。39歳。J12連覇に導くなどチームの象徴だが、選手生命を脅かすけがに復活は難しいのではとも思われた。ただ、中村は「フロンターレのユニホームを着て等々力のピッチでプレーを見せることが一番。待っているサポーターの声を聞く。僕自身も戻る期待をしている」。リハビリに努め、はいあがってきた。
新型コロナウイルスの影響で…