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 政府が14日発表した中央省庁の幹部人事。各省庁の予算を査定する権限を持ち、霞が関でも注目されることが多い財務省人事で、最もサプライズだったのは、矢野康治主税局長(57)の主計局長への起用だ。矢野氏は省内でも厳格な財政再建論者として知られ、「原理主義者」と評されることもある。しかし、主計局での経験は多くなく、主税局長から主計局長への横滑り人事は異例。事前の予想と異なり、様々な臆測を呼んでいる。

異色の経歴

 予算編成を担う主計局は、財務省の中でもとりわけ大きな権限を持つ。財務省の事務方トップの事務次官には伝統的に主計局長がなることが多いというのも、主計局の力の強さを示す省内の暗黙のルールだ。

 今回、事務次官に就く太田充主計局長(60)の後任として、省内外で名前が挙がっていたのも、矢野氏と入省同期の可部哲生理財局長(57)や1年後輩になる茶谷栄治官房長(57)ら。東大法学部卒で主計局に長く在籍し、予算編成の実務を担う主査や現場責任者である主計官、主計局次長を歴任した主計局畑のエースたちだ。

拡大する写真・図版国会で森友問題の答弁のために控える、財務省の主計局長になる矢野康治主税局長(右)。左は事務次官に就く太田充主計局長=2018年6月撮影

 一方、矢野氏は、一橋大経済学部卒で主税局畑。主計局に在籍したこともあるが、主計官の経験はない。ただ、財務省の主要ポストを歴任し、第2次安倍政権が発足した12年12月から約2年半、菅義偉官房長官の秘書官を務めた。いまも菅氏の信頼は厚いとされる。

改ざん・セクハラ問題で注目

 矢野氏は、財務省が森友学園の…

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