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 光るマスクで事故防止を――。茨城県警ひたちなか署と同地区交通安全協会が、反射材のついたマスク100枚を同市内の特別養護老人ホームなどに贈った。さらしの布を切って一から作られたマスクが、高齢者の事故減に一役買う。

 「手作りひかりマスク」と名付けられたこのマスクは、署と安全協会が地元の高齢者クラブのメンバー15人ほどに依頼して作ってもらった。反射材をマスク両端に貼っており、前からも横からも視認性が高い。手がけた岸弘子さん(83)は「誰かに喜んでもらえると自分も元気になれる」と喜ぶ。

 ひたちなか市では昨年12月、午後5時ごろに横断歩道を渡っていた81歳の女性がはねられ死亡する事故が起きた。交通課の平野秀光さん(50)は「日没の早い9~12月は、夕方に歩行者の発見が遅れて事故が増える。特に、動きがゆっくりしている高齢者は巻き込まれやすい」という。

 徐々に日が短くなり始める季節。平野さんは「マスク作りを通して、元気な高齢者の方々にも反射材の有効性を理解してもらえたと思う」と話していた。(大谷百合絵)