[PR]

 学校法人森友学園(大阪市)をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、同省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)が自死したのは改ざんに加担させられたからだなどとして、赤木さんの妻雅子さん(49)が国と佐川宣寿(のぶひさ)・元同省理財局長に計約1億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日午後、大阪地裁(中尾彰裁判長)であった。

 雅子さんが公の場に初めて姿を見せて意見陳述し、「国は真相が知りたいという私の思いを裏切り続けてきた」などと訴えた。一方、国と佐川氏側はそれぞれ答弁書で請求棄却を求めて争う方針を示している。

 訴状によると、俊夫さんは2017年2月、大阪府豊中市の国有地を森友学園に売却した取引の経緯を記した公文書から、学園側を優遇した記載を削除するなどの改ざんを指示された。赤木さんは複数回、改ざんを強要されるなどした結果、同年7月にうつ病と診断されて病休。18年3月に公文書改ざん問題が報道された5日後、命を絶った。

 俊夫さんが「責任をとります」とする遺書を残したことについて、雅子さんは陳述で「夫は死んでおわびすることにしたんだと思います。夫の残した手記は日本国民の皆さんに残した謝罪文だと思います」と胸中を語った。

 さらに、俊夫さんが改ざんの過程を記したとされるファイルがあることを、俊夫さんの当時の上司が雅子さんに告げたと明かした。「財務省の調査報告書にはこのファイルについて記載がありません」として国の調査が不十分だったと批判した。

 そのうえで、安倍晋三首相らが雅子さんが求める第三者委員会による再調査に応じない考えを示すことに対し、「安倍首相、麻生(太郎)大臣、私は真実が知りたいです」と要望。「(夫が)真面目に働いた職場で何があったのか、何をさせられたのか知りたいと思います」と訴えた。

 雅子さん側は、俊夫さんに改ざ…

この記事は会員記事会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。

こちらは無料会員が読める会員記事会員記事です。月5本までお読みいただけます。

こちらは無料会員が読める会員記事会員記事です。月5本までお読みいただけます。

この記事は会員記事会員記事です。

980円で月300本まで2種類有料会員記事会員記事の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら