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 密になりやすい電車やバスを避けようと、自転車が注目されている。通勤や仕事に使ったり、街なかでシェアサイクルに乗ったり。手軽な移動手段の一方で、事故時に数千万円の賠償を求められることも。あなたと家族の万一の備えは大丈夫?

 東京・JR目黒駅から約10分の飲食店前。電動アシスト自転車2台が5月末に置かれた。周りは坂道が多く、シェアサイクル用。新型コロナウイルスによる客足減もあり、店側は来店のきっかけづくりにと考えた。

 運営するのは、電動キックボードの普及などに取り組む「Luup(ループ)」(東京)。今秋ごろにサービスを展開する予定だったが、感染防止で電車を避ける人が増えたため、5月末に急きょ始めた。

 専用アプリで駐輪場の場所や使える台数を確認できる。開始後2日間で、約2千人がダウンロードしたという。車体のQRコードをアプリで読みとってロックを解除。最初の10分間は100円、その後は1分で15円かかる。渋谷・目黒区など都内85カ所(7月1日時点)の駐輪場に50台置き、20~40代を中心に通勤利用が多い。

 同社CEOの岡井大輝さん(26)は「『3密』を避ける動きが追い風となり、自転車の需要はかなり高まっていると感じる。台数を今後増やしたい」と話す。

 全国展開するドコモ・バイクシェアは、外出自粛で3~4月の利用が落ちたが5月の大型連休明けから週末の利用が増えた。「ちょっとした外出に自転車を使う人が増えているのではないか」(広報)という。ネット通販サイト「ヤフーショッピング」でも、自転車の売り上げは緊急事態宣言が解除された5月25日の週に前年同期比の1・7倍に増えた。

自転車通勤認める企業も

 通勤に認める企業も増えた。医学事典「家庭の医学」を出版する保健同人社(東京)は3月、一時的に社員に許可。会社の駐車場の一角を駐輪場所とし、保険加入を義務づけた。通勤に使う人は6月時点で5%ほどだが、感染の影響が落ち着くまで続ける予定だ。

 都内のIT企業「ワークス・ヒューマン・インテリジェンス」が大手約150社に2月に調査したところ、全社または一部部署で自転車通勤を許可していると答えたのは2割ほどだった。5月の再調査では6割まで増加。担当者は「企業側は事故のリスクの高い自転車通勤を強く推奨したいわけではなく、満員電車を避けるために認めざるを得ないようだ」とみる。(益田暢子)

 通勤の足としても注目され、自転車保険に入る人は急増中。コンビニのローソン店内の端末で東京海上日動火災が売る保険は4~6月の加入者が前年同期の3倍以上だ。電車やバスを避けて自転車を使う人が増えたのが一因と同社はみる。

 自転車保険は主に二つの備えを…

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