拡大する写真・図版リニア中央新幹線の山梨実験線=2019年10月、山梨県都留市

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 JR東海の金子慎社長は15日の定例会見で、リニア中央新幹線の「2027年の開業は難しい」と述べ、延期の公算が大きいと改めて説明した。一方で延期の正式表明は避けた。静岡県から工事の同意が得られず国が打開に向けて関与を強めているが、事態は長引きそうだ。国家的なプロジェクトが混迷している。

 JR東海は静岡工区(約8・9キロ)のトンネル掘削に先立つ準備工事に6月中に着手できなければ27年の開業が困難としてきた。リニア新幹線の沿線では27年に向けた街づくりも進む。

拡大する写真・図版JR東海の金子慎社長=2020年7月15日午後3時52分、名古屋市中村区、竹山栄太郎撮影

大阪延伸時期も「影響」

 延期の説明責任について会見で問われた金子社長は「これまでも直接、(沿線の)各知事とお話ししてきている」としたうえで、「開業が遅れても少しでも早い開業をめざして努力する」と強調した。早くても37年とする大阪延伸の時期については「影響が出ると懸念している」と述べた。

 金子社長が6月末に静岡県の川勝平太知事と会談したが平行線に終わった。今月10日には事業認可した国土交通省の藤田耕三次官が川勝知事と会談したが、川勝知事は着工を認めず、膠着(こうちゃく)状態が続いている。

記事の後半で、開業延期の場合の影響について、アナリストに聞きました。

 今後は工事に伴う環境への影響…

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