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 横浜市の林文子市長は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの終息の見通しが立たないとして、いったん決めた来年1月の成人式の式典中止を撤回し、「従来通りの形で開催する」と明らかにした。

 市教育委員会が6日、式典の代わりにお祝いメッセージなどを特設サイトで配信する「オンライン成人式」にすると発表したが、林市長が市教委と協議の上、15日になって式典開催を指示した。林市長のもとに「楽しみにしていたのに」などの市民の声が多数届いたほか、市教委にも電子メールや電話約150件が寄せられ、大半が式典開催を望む意見や要望だったという。

 式典は例年、横浜アリーナ(港北区)で開かれ、市教委は午前と午後の2回に分け、計2万5千人の新成人の参加を見込んでいた。来年1月の開催は、新型コロナの感染防止で密集を避けるため、1月11日の横浜アリーナを軸に日数または会場数を増やすことを検討する。警備員の確保のため、7月中にも詳細を詰めるという。

 林市長は「大切なイベントであり、感染予防策をとりながら積極的に開催すべきだとの判断に至った」と述べた。(武井宏之