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 芸術分野で高い水準の創作活動を続け、将来性のある人や団体に贈られる今年度の山口県芸術文化振興奨励賞に、現代美術家の沢登恭子さん(46)=山口市=と、平生町出身でテノール歌手の中井亮一さん(43)=名古屋市=が選ばれた。15日、県庁で授賞式があった。

 沢登さんは横浜市出身。2000年から本格的に、全身を使った動きや映像を駆使したインスタレーション(空間芸術)を創作してきた。山口大の中野良寿教授=絵画・現代美術、08年に同賞=との結婚を機に08年に山口市に移住した。

 作品では主に、女性が感じる不平等さや壁を越えていく力を表現している。10年には、しま模様の断崖で知られる須佐ホルンフェルス(萩市)の下で女性がオルゴール人形のように回転を続ける映像作品を発表した。成長し大きな世界に足を踏み入れる少女の不安と、か弱く見えながらも力強く立ち向かう姿を重ねた。「(受賞に)慢心せず、今の自分を越えなければいけないという緊張感がある。展示会を開くのも難しい今でも、楽しんでもらえるような見せ方を模索したい」

 中井さんは小学校から吹奏楽を…

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