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コロナQ&A(海外事情から学ぶ編) 回答:中山和弘・聖路加国際大学大学院教授

 Q 新型コロナウイルスにまつわる世界各地の情報がインターネット上にあふれています。真偽を見極めるためには、何に気をつければいいでしょうか?

 A 「(新型)コロナは熱に弱い」「薬草茶が感染予防に効果がある」など、様々な情報があらゆる言語で飛び交っています。こうした現象は、「身近な物を使って、何らかの対策をしたい」という人々の不安の表れだと思います。

 新型コロナに関するデマやフェイクニュースには、医学的な要素が含まれることが多く、信頼できる内容かを見極めるのが難しい場合が多いと思います。

 自らの健康に関わる情報を集めて行動の選択肢をつくり、適切に選び、予防や治療に役立てる能力を「ヘルスリテラシー」と言います。日本人は医学的な知識が絡む判断を医者任せにしがちで、他国と比べ、この力が弱い傾向があります。

 偽情報を見抜く五つのポイントがあります。「か・ち・も・な・い(価値もない)」と覚えてください。▽か 書いた人は誰ですか?(信頼できる専門家ですか?)▽ち 違う情報と比べましたか?(他の情報と矛盾はありませんか?)▽も 元ネタは何ですか?(根拠となるデータはありますか?)▽な 何のために書かれていますか?(お金もうけが目的の情報ではありませんか?)▽い いつの情報ですか?(今も変わりありませんか?)

 ヘルスリテラシーを高めることは、コロナ終息後も自らの健康を守る糧になると思いますよ。(聞き手・半田尚子)

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 なかやま・かずひろ 聖路加国際大学大学院看護学研究科教授。専門は看護情報学で、共著に「健康への力の探究」など。